IELTS初受験の感想と自分的対策法
先日IELTSのアカデミック版を受けた。
留学するのに必要らしく、とりあえず今の実力とテストの雰囲気・問題を知るためにほとんど勉強せずに気楽に受けてみた。
自分用メモと初受験の人とかの役に立てれば良いなと思って記事に残すことにした。
まず形式だけど、IELTSにはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4つの項目のテストがある。
スピーキング以外は筆記試験で、記号問題はあるが全てマークではなく自筆。特にライティングは作文だからTOEICやTOEFLitpみたいにマークの運で点数が出るみたいなのはまずない。
一つずつ解説していこうと思う。
リスニング
出てくる単語はほとんど高校英語レベルで、大体問題の順番通りに音声も進んでいくから途中でメモを取るみたいなのはそこまで必要ないと思う。
あとセクション毎に音声が流れる前に30秒ぐらい問題を眺める時間があって、そこで問題を把握できるから聞くべきところとかもわかる。この時のテクニック(?)として、眺める時間に問題の重要な部分、例えば問題文の疑問詞とか選択肢中の要の単語とかに丸を付けておくと、問題を聞きながらでもスムーズに回答できる。
注意点を上げるなら、電話番号とか日付を答えさせる問題があるからそこは聞き耳を立てておくことが大事。
リーディング
集中力が必要。急に語彙も難しくなるから日常的に英語の文章を読んで長文に慣れておくと点数が上がると思う。あと定番のテクニックだけど先に問題を読んでから文章を読むと早く解けると思う。
でも高得点を取るにはやっぱり読解の数をこなすしかないかも。
ライティング
個人的にはIELTSの肝だと思う。
問題は二問あって、一問目は提示された表やグラフについて150ワードで論じる問題。
これは対策しないと絶対無理で、逆に言えば対策すれば稼ぎどころだと思う。模範解答とかを見て形式とか書き方を参考にしつつ自分で書く練習をやれば良いと思うんだけど、前日に一回でもやると全然点数が違うと思う。僕は何もやらなかったので全くできなかった。
二問目は様々なテーマについて自分の意見を250ワードで述べる問題。今回は
「少年犯罪を減らすには、親による教育を良くする(改善すること?)ことが最適である。」
っていうテーマについて、賛否とその理由を書きなさいっていう問題だった。(訳が間違ってたらゴメン)
普通に日本語でも難しい問題だと思うし、英語で書くのはかなりしんどかった。あと時間も足りないし、スラスラ書くためにはやっぱり問題の数をこなすしかない。
スピーキング
最後のスピーキングは外国人と1対1の面接。
当然最初から全て英語だから英語でのコミュニケーション能力が必要で、ここがペーパーテストとはかなり違う。英弱がTOEICとかのノリで受けると全然会話できなくてかなり恥ずかしい。
3セクションあって、最初は自己紹介だった。でも油断しちゃダメで、大学の専攻についてどう思うか、何でそれにしたのか、とかも聞かれるから英語で答えられるようにする必要がある。
2セクション目は2分間のスピーチ。まず問題と必要な要素が三つ書かれてる紙が配られる。僕が配られたのは本に関する問題で、
「自分に大きな影響を与えた本について、どこで手に入れたか、なんでそれを読んだのか、それを読んでどう思ったかを含めるながらスピーチしなさい」(キョドってたから後半は曖昧)
みたいな感じだった。1分間準備の時間があるけど、それでも2分間話すのは結構難しい。
最後は面接官との応対で、テーマは同じく本だった。聞かれた内容は若者と老人の読む本の違いとか、小説の映画化についてとか。僕はここで問題を聞き違えて的外れのことを答えてかなり恥ずかしかった。
スピーキングはペーパーとは違って実際に英語で会話してアウトプットする練習を日常的にしないとなかなか伸びないと思う。
まとめ
リスニングはそこまで難しくないけど、それ以外はちゃんと対策しないと絶対点数は取れないと思う。
特にライティングとリーディングは過去問とか参考書を使って勉強した方がいい。
スピーキングは普段から英語を使う練習をしないと難しい。
とりあえず明日テストだけど全く勉強してない・・・って人はライティングを優先的にやるのがオススメ。